2011/01/16

Ubuntu10.10 へのP3:PeraPeraPrvの導入方法


UbuntuにTwitterクライアントのPeraPeraPrvを導入してみたのですが、
結構ハマってしまったのでメモっておきます。

導入の際のハマりそうなところは。

  •  Javaの日本語文字化け問題の解決。
  •  メニューへPeraPeraPrvを追加。

の2点ですかね。。。


PeraPeraPrvの入手
Link || P3:PeraPeraPrv
こちらの"4.ダウンロード"のところにあるjar版を取ってきます。

zipファイルになっていますので適当なディレクトリに解凍します。
個人的にはhomeに置くとファイルが散らかるので/opt配下に移動しておきます。
この程度なら別にnautilusでもいいけど一応ターミナルだと。

laughk@Ubuntu
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cd ~/Downloads/
unzip P3_Jar.zip

mv P3_x_xx/ /opt/PeraPeraPrv/
  # x_xx はバージョンによって変わると思われるが面倒なのでディレクトリ名を変えつつ/opt配下に移動しておく。

Javaの日本語文字化け問題の解決
この状態でも
cd /opt/PeraPeraPrv
java -jar ./PeraPeraPrv.jar
とすれば実行できるのですが、Ubuntu10.10の場合、文字化けが発生しています。
TL部分などは [設定] -> [設定] -> [フォント] で
VLゴシックやTakaoフォントなどの日本語対応フォントに変えてしまえば解決なのですが、
メニュー部分の豆腐は解決できません。


どうやらこれはPeraPeraPrv側の問題ではなく、Javaのフォントの問題のようで、
そちらの対応もしなければいけません。

※SunJava6を使っている場合が前提です。OpenJavaの方は手順が異なる可能性大なのでご注意を。
Link || こちらのフォーラムの#23   を参考にしてやって見ると。

laughk@Ubuntu
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cd /usr/lib/jvm/java-6-sun-1.6.0.22/jre/lib/fonts/
  # バージョンによってディレクトリ名は違うんで /usr/lib/jvm/ 以下からは ls で確認しながら行ったほうがいいかもしれません。

ls -ld fallback/
  # fallback ディレクトリがあるかどうか確認。なければ作る。
sudo mkdir fallback
cd fallback

ls /usr/share/fonts
  # フォントの場所の確認。
  # フォーラムには /usr/share/fonts/truetype/ipa/ 配下のipaフォントを全部コピッて持ってきてますが、
  # 10.10では ipa ディレクトリがそもそも無いので、適当な日本語フォントを引っ張ってくれば問題ないと思います。
  # 今回はTakaoフォントを引っ張ってきます。

sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/takao/Takao* .
  # ファイルが重複するのを避けるため、コピーではなくシムリンクを貼る

sudo mkfontscale
sudo mkfontdir
  # 最後におまじない(オイ
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これでPeraPeraPrvを起動しても文字化けは無くなっていると思います。


メニューにPeraPeraPrvを追加する。
この段階で、
cd /opt/PeraPeraPrv
java -jar ./PeraPeraPrv.jar
とすれば文字化けすることもなくPeraPeraPrvが起動するようになりましたが、
さすがに毎回ターミナルからこのコマンドを叩くのは面倒です。

そこで普通であれば(?)
 [システム] -> [設定] -> [メイン・メニュー] から
インターネットカテゴリあたりに放りこんでおけばいいのですが、
実はメニュー追加の際の指定コマンドで
java -jar /opt/PeraPeraPrv/PeraPeraPrv.jar
としてメニューに追加してクリックしてみても、
設定ファイルが見つからないというようなエラーが出て起動できません。

おそらく、ターミナルから実行する際の
カレントディレクトリから見た相対パスで設定ファイルを読みに行く仕様になっているようで
ターミナル以外から実行した場合にうまく読みに行くことが出来ていないようです。
しかも、だからといってメニュー追加の際に[端末内で実行]としても
カレントディレクトリがマッチしてないせいか、結局同じエラーが返されます。

そこで対策として以下のような,シェルスクリプトを書きました。(とはいってもホントに簡単な)
  laughk@Ubuntu
======================
cd /opt/PeraPeraPrv/
vi Peraperaprv.sh
   [Peraperaprv.shの内容]--------------------
   #!/bin/sh

   cd /opt/PeraPeraPrv/
   /usr/lib/jvm/java-6-sun/jre/bin/java -jar ./PeraPeraPrv.jar
   ------------------------------------------
   # 念の為Javaはフルパスで、まあ /usr/bin/java でもいいんだろうけど一応ね。。。
   # viにしたけど編集は nano でも gedit でもOK

chmod +x Peraperaprv.sh
# 実行権限の追加。
======================
シェルができたら仕上げにメニューに追加します。
[システム] -> [設定] -> [メイン・メニュー] と辿り、インターネットあたりを選択しましょう。
そこで、[新しいアイテム] を選択。以下のような感じで入力すればOK


[種類] アプリケーション
[名前] P3:PeraPeraPrv                        # 任意なので分かれば何でもOK
[コマンド] /opt/PeraPeraPrv/PeraPeraPrv.sh   # さっき作ったシェル
[コメント]                                   #任意でなにか書くことがあれば書く、空でもOK
[左上の画像部分] /opt/PeraPeraPrv/P3_Resources/Images/for_linux.png 
                                             # クリックすると画像ファイルの選択ができるので指定。

こんな感じでメニューへ追加出来れば、あとは普通のアプリ同様にクリックするだけで使えますし、CairoやDockyなんかにも追加できます。
まあアイコンはあれですが仕様なようなのでしかたないかなと。。。w
肝心の使い心地ですが、今のところなかなか多機能で良好です。ポップアップ機能とかないのかなあ…

以上、お疲れ様でしたー。