2010/08/12

Ubuntu10.04 on VAIO TypePへのGMA500ドライバの導入のメモ。


TypePにUbuntuを入れると無駄な機能がなくなって個人的には
デフォのVISTAなんかよりも遥かに実用的に感じるわけですが、
単純にUbuntuをインストールしただけだとグラフィックまわりのドライバが入っていないため
あらゆる場面でカクカクしてしまいます。

とういうわけでGMA500ドライバを導入しなければいけないわけですが、
Ubuntuの場合は導入の際には色々と注意が必要なんでメモしておきます。

ベータ版に比べるとかなり動作が改善された印象です。
ちょっと前まではほとんどまともに見れなかったニコ動も、多少カクカクした感じはあるものの
そこまで気にならないくらいには再生できるようになった感じです。
ちなみにベータ版以前の時はUbuntu10.04 Netbook Editionに導入すると
Xが上がってこなくなってしまう不具合がありましたが現在は解消されているようです。

元のwikiのページ↓
PPARepository-gma500-Project Hosting on Google Code
HardwareSupportComponentsVideoCardsPoulsbo

ここのWikiにしたがって導入すると。。。

※以下ターミナル(端末上での作業)

1.GMA500ドライバのインストール

□laughk@Ubuntu 
=================================================
sudo add-apt-repository ppa:gma500/ppa 
sudo apt-get update 
 #リポジトリにGMA500を追加し、リストを更新 

sudo apt-get install poulsbo-driver-2d poulsbo-driver-3d poulsbo-config 
 #必要なパッケージのイントール 
 #結構時間がかるんでビールでも飲んでまったりしましょう 

本来であればこれだけで完了なのですが、
TypeP(というかVAIO全般。。。)の場合はGRUBの設定も変更する必要があります。
以下はその手順。

2.GRUBの設定変更

2-1.設定ファイルのバックアップはとっておく
□laughk@Ubuntu
=================================================
mkdir -p ~/backup/`date +%Y/%m/%d`/ 
 #バックアップ置き場的なディレクトリをホームにでも作っておく。 

ls -l ~/backup/`date +%Y/%m/%d`/grub_${USER}.`date +%Y%m%d` 
 #ファイル名がかぶっていないか確認(なければOK) 

sudo cp -ip /etc/default/grub ~/backup/`date +%Y/%m/%d`/grub_${USER}.`date +%Y%m%d` 
 #バックアップ置き場にバックアップをとる 

ls -l ~/backup/`date +%Y/%m/%d`/grub_${USER}.`date +%Y%m%d` 
 #バックアップがとれたか確認(あればOK) 

2-2.GRUBの設定ファイルを書き換える
□laughk@Ubuntu
================================================
sudo vi /etc/default/grub 

 #[grubの内容の例]------------------------------- 
   # If you change this file, run 'update-grub' afterwards to update 
   # /boot/grub/grub.cfg. 
    
   GRUB_DEFAULT=0 
   #GRUB_HIDDEN_TIMEOUT=0 
   GRUB_HIDDEN_TIMEOUT_QUIET=true 
   GRUB_TIMEOUT=10 
   GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian` 
★ GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash" 
   GRUB_CMDLINE_LINUX="" 
    
   # Uncomment to disable graphical terminal (grub-pc only) 
   #GRUB_TERMINAL=console 
    
   # The resolution used on graphical terminal 
   # note that you can use only modes which your graphic card supports via VBE 
   # you can see them in real GRUB with the command `vbeinfo' 
   #GRUB_GFXMODE=640x480 

   # Uncomment if you don't want GRUB to pass "root=UUID=xxx" parameter to Linux 
   #GRUB_DISABLE_LINUX_UUID=true 
    
   # Uncomment to disable generation of recovery mode menu entrys 
   #GRUB_DISABLE_LINUX_RECOVERY="true" 
 #[編集内容]----------------------------------------
   開くとこんな内容になっているはずなので★の行を 
   GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash mem=2000mb nohz=off" 
   と書き換える。 
   ただし、mem="2000mb"の数値は搭載メモリ容量MB-96なので注意! 
   ここでは2GB積んでいることが前提になっている。 
   -------------------------------------------------

#編集したら元のデータとの差分を確認 
diff /etc/default/grub ~/backup/`date +%Y/%m/%d`/grub_${USER}.`date +%Y%m%d` 
  #編集した箇所のみが表示されればOK 

#忘れすにGRUBに設定を読み込ませる(これ忘れたら死亡フラグ!マジで!)
sudo update-grub 

#GMAを動かすために再起動 
sudo shutdown -r now 

 ※無事再起動すれば成功! 
===========================================

以上、お疲れ様でした!