2010/06/26

UbuntuへのAndroid SDKの導入手順(とりあえずSDKだけ入れたい人編)


今回はどっちかって言うと自分用のメモ

以前Proxoidの導入の際にかるーく流れだけ書いておいたけど、もうちょっとましな導入方法にしておく。
いろいろUbuntuへの導入手順の記事見ても、eclipseの導入と一緒にされちゃっていて
俺みたいなとりあえずAndroidの中身をのぞきたいという人には使いにくい手順なんですな。
ということでこのAndroid SDK導入手順はあくまでも
とりあえずeclipseはいいからSDKだけ入れたい!」って人専用ですのであしからず。

あと、この手順を真似してみて何かあっても自分は一切責任を持てませんので自己責任でお願いします!
#まあ多分ないだろうけど。


1.本体の入手
Android Developers
↑ここからLinux版を落としてくる。

デフォの設定だと
~/Downlaods/
配下にダウンロードされるはずなんでそれを前提に以下の手順を実行

2.あらかじめopen-java(sun-javaでも可)を導入しておく 。導入済ならば3.へ
ターミナル(端末)を起動
□laughk@ubuntu
----------------------
sudo aptitude install openjdk-6-jre
 または
sudo aptitude install sun-java6-jre
  # sun-javaは予めリポジトリをいじっとかないとインストールはできないです。
----------------------

3./opt/Android配下にファイルを移動しておく
引き続きターミナル(端末)
□laughk@ubuntu
----------------------
cd ~/Downloads
ls -l android-sdk_r06-linux_86.tgz
   # sdkのtgzファイルがあるか確認

tar zxvf android-sdk_r06-linux_86.tgz
   # この場で解凍

ls -ld android-sdk-linux_86
ls -l android-sdk-linux_86
   #android-sdk-linux_86というディレクトリができているということを確認する。

rm android-sdk_r06-linux_86.tgz
   # 解凍できたらtgzファイルはもう使わないので削除

sudo mkdir -p /opt/Android
sudo chown -R ${USER}:${USER} /opt/Android
   # /opt 配下にAndroidディレクトリを掘ってパーミッションを変える。
mv android-sdk-linux_86/ /opt/Android/
   # ディレクトリを/opt/Android配下に移動


4.SDKパッケージのインストール
□laughk@ubuntu(3.から引き続きターミナル作業)
----------------------
/opt/Android/android-sdk-linux_86/tools/android
   #Android SDK and AVD Managerを起動。
----------------------
※ウィンドウが上がってくるのでここからGUI作業
ターミナルはまだ使うのでこのタイミングで閉じたりしないこと。

i. [Settings]を選択
[Foce https://...source to be fetched using http://...]
にチェックが入っているか確認、入っていなければチェックを入れる



ii. [Available Packages]を選択
必要なSDKパッケージにチェックを入れ、[Install Selected]をクリック
   #まあ全部チェックでも問題ないです。
   #全インストールにはかなり時間がかかるので、ビールでも飲んでまったりしましょう

5./usr/local/bin配下にSDKのコマンドへのシムリンクを貼っておく
※ヒトバシラーなんかやっていると sudo でadbコマンドを叩いたりするケースも結構あるので、toolsディレクトリをPATHに追加する導入方法は利用しません。(追加したPATHは色々弄らないとsudo をかませられないので)

以下が追加となるコマンド。
--------------------
adb
android
apkbuilder
ddms
dmtracedump
draw9patch
emulator
etc1tool
hierarchyviewer
hprof-conv
layoutopt
mksdcard
sqlite3
traceview
zipalign
--------------------
以上に注意して以下の作業。

□laughk@ubuntu(4.から引き続きターミナル作業)
----------------------
export SDK_COMMAND="\
adb \
android \
apkbuilder \
ddms \
dmtracedump \
draw9patch \
emulator \
etc1tool \
hierarchyviewer \
hprof-conv \
layoutopt \
mksdcard \
sqlite3 \
traceview \
zipalign \
"
   # SDK_COMMANDにスペース区切りでコマンド名を入れる。

for i in $SDK_COMMAND; do \
   ls -l /opt/Android/android-sdk-linux_86/tools/$i; ls -l /usr/local/bin/$i ;\
done
  # 実際にコマンドがあるかどうか、シムリンクがすでに貼られていないか確認

for i in $SDK_COMMAND; do \
   echo "sudo ln -s /opt/Android/android-sdk-linux_86/tools/$i /usr/local/bin/" ; \
done
  # まずはechoでコマンドが間違っていないかを確認

for i in $SDK_COMMAND; do \
   sudo ln -s /opt/Android/android-sdk-linux_86/tools/$i /usr/local/bin/ ; \
done
  #/usr/bin配下にシムリンクをはりつける

for i in $SDK_COMMAND; do \
   ls -l /opt/Android/android-sdk-linux_86/tools/$i; ls -l /usr/local/bin/$i ; \
done
  #実際に張り付けられたことを確認

これでadbコマンドなどのSDK関連のコマンドが打てるようになっています。
------------------------

以上、お疲れ様でした!

-- 2010/11/16 --
管理しやすいように少し手順を変えました。